カクテル片手にトロピカル気分をハワイで満喫~♪

ハワイに到着したら、まずはプールサイドかビーチサイドへ繰り出して「カンパーイ♪」ですよね~。眼の前に広がる青い海、貿易風に葉を揺らすパームツリー……、この景観にピッタリくるのはやはりトロピカルカクテル♥ 「甘ったるいお酒は飲まないの」と豪語する貴女も、ここではちょっぴりスウィ~トなひとときを……。

タパ・バー

ハワイを代表するカクテルといえば、ブルー・ハワイ。まるでハワイの海のような美しいブルーがとても印象的。このカクテルの発祥にまつわるストーリーには諸説ありますが、1957年にヒルトン・ハワイアン・ビレッジのバーテンダー、ハリー・イーによって考案されたというのが、ホテルも認める最有力説。

ブルー・ハワイ $12
ウォッカ、ブルー・キュラソー、スイート&サワーミックスに炭酸水を少しだけ加えた、ヒルトンのオリジナルレシピ

ただし、ブルー・ハワイが世界で一躍有名になったのは、1961年にエルヴィス・プレスリー主演の映画『ブルー・ハワイ』が公開されてから。この映画の撮影中、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジに滞在していたエルヴィスが飲んだことがきっかけとなってブレイクしたのです! エルヴィスの影響力の大きさがわかりますよね~。

ブルー・ハワイが誕生したタパ・ルームというバーは、現在はタパ・バーとして生まれ変わっています。42歳で亡くなる数か月前にも、最後のバケーションにハワイを訪れていたエルヴィス……。彼はヒルトン・ハワイアン・ビレッジを常宿としていました。家族と接するかのように、いつも温かく迎えてくれるハワイアン・ホスピタリティーを、エルヴィスは深く愛していたのです。そんな彼に思いをはせて、ゆっくりとブルー・ハワイを味わってみませんか。

オープンエアのタパ・バーは、カジュアルで開放的な雰囲気。ライヴ演奏も楽しめる
タパ・パンチ $11
トレイダーヴィックスのラム(ゴールド&ダーク)、ピーチ・ブランデー、生のライムとパイナップルジュース、グレナデン・シロップを配合した、タパ・バーのオリジナル
ラバ・ロック $12.50
アブソルート・ラズベリー・ウォッカ、ブルー・キュラソー、スイート&サワーミックスにストロベリーのピューレが溶岩(ラバ)のように流れ込んだ人気の一品

Tapa Bar
タパ・バー

ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート1階
2005 Kalia Rd,. Honolulu
Tel:808-949-4321
Open:10:00~24:00
www.hiltonhawaiianvillage.com

マイタイ・バー

“太平洋のピンクパレス”と呼ばれる優雅なロイヤル ハワイアン ホテル。ダイヤモンドヘッドとワイキキビーチがパノラマビューで目の前に広がる最高のロケーションにあり、50年以上もの間、世界のセレブを魅了してきた由緒あるホテル。そのホテルのオンザビーチにあるのがマイタイ・バー。ハワイに来たら、一度はここでカクテルを飲んでみたいですね~!

     

マイタイ・バーという名前から、ここがマイタイの発祥地と思われがちですが、実はマイタイが誕生したのは1944年のカリフォルニア州オークランド。バーテンダーのヴィック・パージェロンが自身のバー、トレイダーヴィックスで、ラムにライム果汁、ロックキャンディーシロップ、オレンジキュラソー、アーモンドシロップを加えて作ったカクテルを友人に振る舞ったところ、「Mai Tai Roa Ae(タヒチ語でこの世のものとは思えないという意味)」と感動したことがはじまりだったそう。

その後、ロイヤル ハワイアンでは、絞りたてのパイナップルを加えた独自のレシピでマイタイを作ってみたところ、これがたちまち大人気に。そこで室内にあったサーフ・バーを閉じ、1959年にマイタイを店名に掲げたマイタイ・バーをオープンしたというストーリーがあるんです。今も変わらぬオリジナルレシピで作るスクラッチ・マイタイを、最高のロケーションで堪能してくださいね。

スクラッチ・マイタイ $12
絞りたてのパイナップル、オレンジジュース、オレンジキュラソー、バカルディラム、アーモンドリキュール、ウェラーズ・ダークラムで作るロイヤル ハワイアン伝統のオリジナルレシピ
ザ・ラスト・カクテル $13
ジン、絞りたてのレモンジュース、ローズマリーを使ったスパークリング・ワインのカクテルは、ロイヤル ハワイアンのオリジナル
ラバ・フロー $12
ラムをベースにフレッシュなストロベリーとバナナ、ココナッツクリーム、絞りたてのパイナップルジュースを合わせた、女性に大人気の甘いカクテル
チチ $11
ウォッカをベースにココナッツミルク、絞りたてのパイナップルジュースを合わせた、ハワイを代表するカクテル。ウォッカをラムに変えるとピニャ・コラーダに

Mai Tai Bar
マイタイ・バー

ロイヤル ハワイアン ラグジュアリー コレクション リゾート ワイキキ1階
2259 Kalakaua Ave. Honolulu、HI 96815
Tel:808-923-7311
Open:10:00~最終着席23:30(ランチ11:00~15:30、ディナー15:30~23:00)
www.royal-hawaiian.com

パイント & ジガー

ホノルル市内を東西に走るメイン通り、キング・ストリートに面した何の変哲もない商業ビル。周囲には似たような飲食店が並んでいて、外からは一見どんな店なのかよくわからない。でも一歩中に入るとびっくり! レンガのアクセントウォールが印象的な薄暗い店内には、ナチュラルな木のベンチやテーブルが置かれ、奥には立派なバーカウンターが。まるで英国のパブにでも迷い込んだかと錯覚するようなステキな雰囲気♥ 「ハワイには珍しい感じだし、外とのギャップがオモシロイだろう?」とカウンター内で愉快そうに笑う男性が……。

パイント&ジガーの外観と内観。レンガのアクセントウォールが印象的

気さくで若々しい彼こそが、デイビッド・ニューマン氏。ハワイの権威あるハレアイナ賞のバー部門において、2013年には銀賞を、2014~15年には2年連続で金賞を受賞したパイント&ジガーのオーナーの一人。気鋭のバーテンダーとして知られ、2010年から連続して全米バーテンダー協会ハワイ支部の代表も務めています。

 パイント&ジガーのオーナーの一人、デイビッド・ニューマン氏

ハレアイナ賞のバー部門の評価は、一つのカクテルに与えられるものではなく、バー全体のオリジナリティやクオリティが対象となります。そのなかで、3年連続受賞に輝く秘密とは、一体なんなのでしょうか。「ハワイにバーはたくさんあっても、うちのようなクラフトバーはまだごく少数なんだ。クラフトバーというのは、季節のフルーツやヘルシーで新鮮な素材を使った、新しいスタイルのカクテルを提供するバーのこと。もちろん伝統的なカクテルは何だって作ることができる。うちはメニューに載せているオリジナルカクテルだけでも10種類あるし、そのメニューも季節ごとに年2~3回は変更してる。そこがユニークで評価されたのかな」。
しかも、パイント&ジガーにいる6人のバーテンダーは、全員が100種類以上のカクテルを即座に作ることができる腕利きぞろいだという。「たとえばお客様から、『ウイスキーをシトラス風味で』というシンプルなリクエストがあったとする。これに対して、しっかりと味の定まった“バーテンダーズ・チョイス”のカクテルを即座に出せるようになるには、最低でも2年はかかると思うよ。僕が代表している全米バーテンダー協会ハワイ支部では、バーテンダーの育成や新しいお酒の商品知識の講座とかもやっているけど、とにかく現場で働きながら覚えていくしかない世界なんだ」。

カリフォルニアとハワイの「NOBU」で長く働き、斬新なカクテルを生み出してきたデイブさん。そんな彼が考案したカクテルで今一番人気があるのは、メスキート・スモーク・マンハッタン。ウイスキーのバファロートレースをベースに、アンゴスチュラ・ビターズ、カルパノ・アンティカ、オレンジ、メスキートを配合して作る。メスキートとは砂漠に住む人々が主食にしてきた木から作ったパウダーで、その甘くて香ばしいフレーバーと高い栄養価で、スーパーフードとして人気の食材。またその作り方がとってもユニーク。まずバーナーでグラスを曇らせておく。そしてシェイカーでカクテルをブレンドし、曇ったグラスに氷を入れてカクテルを一気に注ぐと、あ~ら不思議! マジックショーみたいに煙がモクモク!

バーナーでグラスを曇らせ、氷を入れたグラスにカクテルを注ぐ。グラスから白い煙が立ち上る
メスキート・スモーク・マンハッタン $10

口の中で最高級の素材の“ウマミ”が絶秒なバランスで広がり、奥深い味わいを楽しめる。「カクテル界では今ウイスキーが大ブーム。ウイスキーベースのカクテルが増えてきてるね。日本には山崎、響、竹鶴など素晴らしい銘柄がたくさんあるけど、日本のウイスキーはハワイでも大人気だよ。あとは焼酎もいいねー。あまり知られていないけど、ハワイは全米一焼酎の消費量が多いんだ」。

ほかにも凝ったネーミングのオリジナルカクテルがいろいろあります。
たとえば、ドラウン&クオータード。訳すと「首吊り&四つ裂きの刑」という驚愕のネーミング! アンゴスチュラ・ビターズ、カンパリ、ライムジュース、アプリコットシロップなどを配合。パンチの効いた味で、名前通りボロボロにされちゃいそう~!!

ドラウン&クオータード $10

ミスビヘイブンは、その名も「不品行」。マラスキーノ、リリコイ、レモン・ビターズ、ライムジュースを配合した、すっきりとした味わい。

ミスビヘイブン $10

料理にも定評があるパイント&ジガーでは、2016年に入ってから店舗を拡張し、週末にはブランチをスタート。近い将来、店を増やしていくビジョンも描いているとのこと。ハワイではまだ希少なクラフトバーですが、ダウンタウンのピッグ&ザ・レディなど、志を同じくするクラフトバーも増えてきていて、ハワイのカクテル界は近年おもしろくなってきたところ。ワイキキからちょっと足をのばして、個性的なカクテルを楽しんでみませんか。

Pint + Jigger
パイント&ジガー

1936 S. King St., Honolulu
Tel:808-744-9593
Open:月~水16:30~24:00、木16:30~02:00、金・土8:00~02:00、日8:00~24:00(金~日の8~15時はブランチ)
www.pintandjigger.com

David Newman デイビッド・ニューマン

LA出身。CAのレストラン「NOBU」でバーテンダーとして働いた後、2006年ハワイのノブ・ワイキキに転勤。バーマネジャーとして5年勤める。2012年に独立し、パイント&ジガーをオープン。ハワイの権威あるハレアイナ賞のバー部門において、2013年には銀賞を、2014~15年には2年連続で金賞を受賞。また2010年から連続して全米バーテンダー協会ハワイ支部の代表を務めている。

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